とある日曜日、
控え室のみんなはじいさまに仕事を教えるため
新しい仕事場に出かけていた。
叫ぶオヤジは美海たんの子守を兼ねて
留守番をしている。
アニメづくしのテレビに飽きた叫ぶオヤジは
いい加減眠くなってきたようだ。
美海たんは絵本を読んでもらおうとしたが、
叫ぶオヤジは体の調子が悪いのでまた後でと
嘘をついて断った。
「あ〜苦しい〜・・・動けない〜」
と言いながら叫ぶオヤジは眠ってしまった。
美海たんは仕方なく一人で絵本を読み始めた。
・・・が、動かなくなった叫ぶオヤジを見て
美海たんはちょっと心配になってきた。
美海たんは何か始める様子。
持ってきたのは薬箱。
紙切れをカチューシャに挟み・・・
ナースのつもりらしい・・・
叫ぶおじさんは苦しくて動けないから
動けるようにしてあげなければ・・・
高いびきの叫ぶオヤジの口に
薬を放り込んでみる。
叫ぶオヤジは無意識にそれを飲み込んだが
動く気配は無い。
薬が違うのかも・・・
別の薬も放り込んでみる。
またも無意識に飲み込んだが
まだ動く気配は無い。
新しい薬発見
これも試してみよう。
叫ぶおじさんのためだもん。
この薬は知っている。
美海がお腹が苦しい時に使った薬だ。
大丈夫!これでおじさんも元気になるはず。
・・・・・
おもむろに叫ぶオヤジのズボンを脱がせ・・・
おじさん!いきます!
おぅっ・・・・・!!
叫ぶおじさんは動けるようになった。
良かった良かった。
が、ちょっと様子が変かも。
何か言いかけて無言になった。
お礼かな?
これで絵本読んでくれるかな・・・・・?
・・・が・・・
美海たんの期待も虚しく、
叫ぶオヤジは帰ってこなかった。