巡査部長、悪女になる。

清純派婦人警官、篠原巡査部長。
その篠原が突然変貌する・・・。

果たして彼女の身に何が起こったのか!?

な〜んて大げさな前置きで始まりましたが、
ただのカスタム詳細です(^^;

つぶらな瞳におちょぼ口、
彼女は優しげな日本的美人ですね。

さて、彼女を悪の道に走らせてみるとしますか・・・

まずはお化粧を取っていただきます。
そこで、どの部分をどう変えるか検討します。

髪はマスキングテープでしっかりと上げておきます。
後で剥がしても髪を痛めないよう、きっちり左右に分けて
別々のテープで固定。
剥がした後に粘着成分が残らないようにするためには
テープ部分をあまり強く握らない事です。
もし、粘着部分が残った場合は、リムーバーで落とせますので
ご安心を・・・。

とりあえず、口元は口角を上げ口の中を彫り「ニヤリ」とさせます。

次に鼻筋を高さを変えず細くシャープに削ります。
この時、バランスが崩れないよう、小鼻も削って整えます。
鼻の下は少し深めに掘り、唇の厚さを確保します。

そして目頭を上瞼のラインにあわせ、やや斜め下向きに切り込みます。
目尻は、下瞼上瞼とも外側に切り開き、シャープな切れ長風に削ります。

横から見るとこんな感じです。
鼻筋のラインは目の間が一番低くなるように削り、
鼻の天辺に向かって緩やかな逆アーチを描くように調整しました。

顎と鰓のラインもシャープになるよう、頬から下全体を
長さを変えずに細く削りました。

斜め向きはこんな感じ・・・

口元を笑わせるとこで起きるはずの筋肉の移動を考慮して
頬骨の下と口角の周囲にわずかな凹みを作ります。

下瞼の膨らみは、頬との間にはっきりしたライン状の筋が出来ないよう
削らなくてはいけませんね・・・老けて見えるから。

荒削りがすんだところで目の細かいサンドペーパーで
肌の肌理を整えつつ微調整を行います。
この時、眼球も丸くなるよう削ります。

ヘッドに影が落ちるよう光を当てると
凸凹がはっきりするので
削りの具合や肌理を確認するのに楽です。

眼球にホワイトを塗ると、影がはっきりするので
更に眼球の削り具合がよくわかります。

ホワイトを塗っては削り、塗っては削り・・・

眼球の削りが完成したら、視線を決めます。
瞳孔の黒い点が両眼ともこちらに向かうよう位置を考えます。

口角にも色をいれ、大体の表情を決めます。

瞼の粘膜を塗り、瞳の下塗りをしつつ
アイシャドゥを入れていきます。

眉の始まり位置を決める事によって
どこまで影を入れるかが決まりますので
簡単に眉頭のみ下塗りをします。

二重瞼のラインと眉の位置を決め下塗りをします。

人によって描き方が違うと思いますが、
私の場合、全体の顔のパーツをを同時進行で塗り進めていきます。
全体の色の統一感と表情の関連性を持たせるには
大変楽な方法です。

下塗りした部分をだんだん濃く重ね塗りし仕上げつつ
顔に影を描き込みます。

ここまできたら完成間近です。
後はリップを塗って睫を描いてクリアーをのせ、
最後にチークを入れます。

「篠原巡査部長〜!!
一体どうしちゃったんですか?」


・・・ってな感じに仕上がってると嬉しいな(^^;


なんて思っております。